創造気流

架空のことを書いていきます。

ツメバ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.93

ツメバ
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鳥類

体長は約5cm





特徴

人間の爪を伸ばす生き物。クチバシで爪をくわえ、引っ張ることでちょっぴり伸ばすことが出来る。そして爪の隙間に詰まったゴミを食べる。床や地面に落ちているゴミは全く食べない。爪の隙間にゴミを溜めない人間には、頻繁に糞尿をかけ、汚れていることに慣れさせ、ゴミを溜める人間にさせる。



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ツメバ飼育狂

ツメバを飼育することに無我夢中になっている人間のこと。爪の手入れを全くせず、伸ばし放題、汚し放題、ゴミ溜め放題の状況で生活している。中には、他人の汚れた爪も欲しがる者もおり、特に有名なのが、渋谷区周辺に出没する通称『ツメバ狩りオジサン(TKO)』である。彼は100匹以上のツメバを飼育しており、そのエサとして他人の爪を奪おうとしてくる。さらに他人の飼育しているツメバまで奪おうともする。


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その他

童謡『鳥ならば歌うが良い』の歌詞で、『きゅっちゅっぱ』と鳴いているのはツメバである。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

フキ・デ・ココ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.92


フキ・デ・ココ
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注入類

体長は約10cm





特徴

人間の顔に吹き出物を作る生き物。後頭部にある浣腸状の器官の中で、吹き出物の素になる『フキの素』を作成している。そのフキの素を口の管を使って人間に注入する。そして人間の顔に吹き出物を作る。そうすると人間は吹き出物を治す薬を使うので、再び管を使ってその薬の成分を吸収する。それで生きていく。


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フキデール・F・デール

世界で一番フキ・デ・ココに吹き出物を作られたスペイン人の男性。スペインのバラエティ番組『お騒がせ女とお祭り男と100本の薔薇』内で、世界記録である3万9882個を抜き、見事3万9883個の吹き出物を作られることに成功。その時の喜びを以下のように語っている。

『いやぁ~、まさかホントに記録を抜けるとは思ってなかったよ。いやぁ~、今は自分の顔が自分の顔じゃないみたいに重たいよ。いやぁ~、顔の中に新生児が入っているかと思うぐらいだよ。いやぁ~、こんな顔じゃキスもしばらく出来ないね。いやぁ~、でも***は出来るかな(笑)』


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その他

フキ・デ・ココに管を刺されても、吹き出物が出来ない体質の人間のことを、羨ましいと思っても現状に何の変化もない。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

アミドッパー(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.91


アミドッパー
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はさみ類

体長は約20cm




特徴

頭部に大きなハサミがある生き物。そのハサミを使って網戸に穴を開ける。ただ穴を開けるだけで家の中に入っては来ない。その穴から蚊やハエが入っていく姿を見て、アミドッパー自身は悦に入る。そして、人間VS虫の攻防戦に熱狂する。夜になると目が光り、虫たちを引き寄せ、戦場へと導く。


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アミドッパー・アケル君

横須賀市在住の小林夫妻が飼育しているアミドッパー。2008年頃からYouTubeに網戸を開ける動画をアップし始め、若者を中心に人気を集めている。特に人気の動画は、熱湯に浸けた網戸をアケル君が苦悶しながら穴を開ける動画である。その動画の再生回数は2億回を越え、ハリウッド俳優のブレイク・ネットドアも『AMIDOPPER is AKERU, AKERU is AMIDOPPER』とコメントした。


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その他

網戸に信玄餅を張り付けると、アミドッパーに破られる心配はなくなる。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

プッシュ・ザ・ヘッド(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.90


プッシュ・ザ・ヘッド
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押す押す類


体長は約10cm






特徴

頭に突起があり、それを使ってエレベーターのボタンを押す生き物。人間がボタンを押した後は、必ずプッシュ・ザ・ヘッドが押すので、絶対に人間→プッシュ・ザ・ヘッド→人間という順番で押されていることになる。突起部分の先端には、除菌&抗菌作用があり、さらに興福寺の匂いも醸し出している。


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プッシュ・ザ・ヘッド・ガール

エレベーターに乗務し、プッシュ・ザ・ヘッドにエサを与えたり、暇つぶしとしてボタンを押してあげたりする仕事の女性のこと。通称『PHG』や『プガ』と呼ばれる。昭和中期までは、ほとんどの商業施設で働く姿を見かけたが、現在では皆無である。自称プッシュ・ザ・ヘッド・ガールを名乗る者もいるが、そんなものはただの戯れ言である。


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その他

プッシュ・ザ・ヘッドの顔をずっと見ていると、『1時間』が『53分』のように感じられる。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

イヤホンラビー(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.89


イヤホンラビー
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耳類

体長は約20cm





特徴

人間のイヤホンを勝ってに使う生き物。音楽が好きなので、イヤホンを使おうとするが、自身の長い耳を操るのが苦手なため、イヤホンも耳も絡まってしまうという顛末を迎える。その対策として、日頃から耳を絡ましあっていることで、絡まり耐性を身に付け、いつ絡まったとしても、冷静に対処できる心構えを鍛えている。



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ペットとして

なんとなくカワイイ気がするので、ペットとして飼う人も多い。飼育する上で注意する点は、もちろんイヤホンを絡まされることである。対策としては、自宅にある全てのイヤホンを処分するか、もしくはオモチャ用の『偽イヤホン』を各部屋に置くか、または音楽の絶えない家庭するかである。


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その他

イヤホンラビーがプリントされた服を着て寝ると、夢の中でも音楽が鮮明に聞こえる。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

タヌンキ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.88


タヌンキ
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あったか類

体長は約40cm





特徴

公衆トイレに忍び込み、便器を温める生き物。とにかく冷たい便器に乗っかるのが大好きで、人肌程度になったら次の便器へ移る。しかし便器は好きだが、トイレ自体の臭いは苦手で、頭の模様からマングローブの匂いを放ち、緩和させている。足はスライム状になっており、壁でも天井でもボルダリングの壁でも簡単に登れる。


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タヌンキ・ハンター

タヌンキを捕まえる仕事。タヌンキを便器から剥がしたり、逃げ回るタヌンキを捕獲するのはかなりの重労働である。しかしその割に給料が安いため、近年働きたい若者が減少してきている。その対策として、『制服をオシャレにする』・『恋人やペットを現場に連れてきても良い』・『タヌンキの写真をSNSにアップしても良い』・『先輩でも年上でも尊敬しなくても良い』などで働き手の増加を狙っている。


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その他

顔がタヌンキに似ている人は、脇からマングローブの匂いがすると思われがちだが、本当は木星の匂いである。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

シンワンゴウ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.87


シンワンゴウ
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信号類

体長は約15cm





特徴

信号機の中に忍び込む生き物。信号機の中で赤くて丸い“気”の塊を出し、常に赤信号であるかのように見せかける。そうすることによって、人間から焦りやイラつきなどの感情が生まれる。その感情を吸い取って栄養源にする。



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赤ずっとの交差点

シンワンゴウの生息地である渋谷・新宿・池袋などで多く見られる、長時間赤信号から変わらない交差点のこと。この対策として、焦りやイラつきを抑え、感情を“無”にすることでシンワンゴウを退散させる方法が推奨されている。“無”になるのが苦手な方は、セドリッペ・エアライドというスポーツがオススメである。



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その他

シンワンゴウの中には、青い“気”を出す種類もいるが、その多くは森に住んでいる。


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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。