創造気流

架空のことを書いていきます。

ビームピピピ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.77


ビームピピピ
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鳥類

体長は約15cm





特徴

クチバシの先端からビームを出す生き物。そのビームで虫を貫き、食べる。ビームを出す時に、ピピピという音が鳴るが、それは『危ないですよ、逃げてください』という優しさである。その音は、空腹に近いほど音量が小さく、満腹に近いほど音量が大きくなることから、おそらく『本当は、虫を貫きたくない、でもそうしないと自分のお腹が満たされない』という葛藤を抱えているのではないかと推測できる。



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小林ピッサ

江戸時代を代表する俳人のひとり。本名は小林P太郎。俳号の由来は、初恋の女の子に『小林くんってなんかピッサって感じだよね』と言われたからである。生き物に関する句を数多く残しており、特にビームピピピをこよなく愛していたことで知られている。そのため彼の句には頻繁にビームピピピが登場する。代表的な句は、以下の通りである。


『ピピピの子 そこのけそこのけ お馬が通る』

『痩せピピピ 負けるなピッサ これにあり』

『やれ撃つな ピピピ虫食い 泣いている』


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その他

ビームピピピが目の前をすばやく通過すると、『天国ってこんな景色なんだろうなぁ』と思える瞬間を味わえる。



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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。