エネルギートカゲ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.119
エネルギートカゲ
爬虫類
体長は約10cm
特徴
“気”を抱えた生き物。人間の溜め息から溢れた“気”を拾い集め、ひとつの球体にする。それを抱えることによって、寒さ、暑さ、乾燥、紫外線、1人じゃ乗り越えられない夜などから身体を守ることが出来る。しかし、過剰に“気”を集めすぎると、感情が不安定になり、果てしない草原を転がり続けるだけの、ただの塊と化す。
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エネトカ・サッカー
ただの塊と化したエネルギートカゲをボール代わりにして行うサッカー。主に爬虫類嫌いの人間に親しまれている。基本的なルールは普通のサッカーと同じだが、エネルギートカゲを蹴る際に『こんな気持ち悪い存在、手じゃ絶対触れない!』と叫ばないといけない。もし叫ばなかったり、声が小さかったり、気持ちが込もってなかった場合は、即刻退場となる。しかしこのルールで退場になった選手は、まだいない。
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その他
屋根裏にエネルギートカゲが棲みついている家は、座敷わらしも棲みついていると言われている。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。