ジョヤオウ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.258
ジョヤオウ
鐘類
体長は約5m
特徴
人間の煩悩を食べる生き物。ほぼ一年間は土の中で過ごし、大晦日になると、地上に出てきて、自らを棒で叩く。108回叩くと、人間の内側から薄汚い煩悩が噴き出してくるので、それを食べる。しかし少食なので、それほど食べない。
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九雲海(くうんかい)
平安時代初期の僧。人並み外れた修行を乗り越え、ジョヤオウの繁殖に成功した人物。自らが建立した寺院の敷地内で、大量のジョヤオウを育て、40歳の大晦日に煩悩を全て食べさした。それ以降は、ただの無(む)。何を聞いても無。何を食べても無。便所に行っても無。九雲海のそんな姿を見た弟子たちは、『無とは無なり』と学んだ。
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その他
ジョヤオウの瞳の色を『ジョヤオウ・グリーン』と呼ぶ。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。