創造気流

架空のことを書いていきます。

ゴースパイダー(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.17


ゴースパイダー
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変虫類

体長は約10cm




特徴

お尻の先端に針のようなものがあり、そこから糸やオバケを放出させる。放出された直後のオバケは、2cmほどの小さいものだが、時間が経つにつれて人間ほどの大きさになる。そのオバケを使って人間を驚かし、落とさせた財布に糸を垂らし、紙幣を抜き取り食べる。



蜘蛛ヶ村伝説

奈良県蜘蛛ヶ村(現・みらい精進タウン)に伝わる怪奇話。


 とある貧しい男が、墓地で食べ物を探していると、美しい女性と出会う。その女性は男を可哀想に
思ったのか、お金を差し出した。男はそのお金を受け取り、すぐさま蕎麦屋に駆け込んだ。久々の蕎麦を食べ終えてお金を支払おうとした瞬間、何かに引っ張られるかのようにお金が消えてしまう。それから男は、蕎麦屋でタダ働きをさせられるが、やがてその腕が認められ、蕎麦屋として独り立ちし成功する。その後、男の店にあの時の女性が訪れる。男は感謝を述べるが、女性は一言「私の意図ではありません」とささやくのであった。

この話に出てくる女性は、おそらくゴースパイダーが出したオバケがモデルだと思われる。





その他

最新の紙幣は、イトミング加工されているので、ゴースパイダーに奪われる心配はない。







※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

コダイプト(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.16


コダイプト
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不明類

体長は約3m




特徴

基本的に砂漠地帯に生息しており、4本の足を素早く動かして沈まないようにしている。体には、3つの目があるように見えるが、それはただの模様である。実際に生き物を感知するのは、頭の上に付いている『古代グラフィ』である。さらに体の左右には、取っ手のようなものがあり、それを引っ張ると股間部から水を放出させる。




歩くオアシス

紀元前から砂漠地帯を歩く者にとってのオアシスであり、現在でも旅行者のノドを潤すことで知られている。エジプトの遺跡などでは、多くの壁画に描かれており、そこから『歩くオアシス』や『砂漠の目玉様』と呼ばれ崇められていたと判断できる。



その他

世界中で『コダイプト水』というものが販売されているが、砂漠以外で飲むとイマイチという声が多い。







※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

フライジャンキー(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.15


フライジャンキー
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鳥類

体長は約70cm



特徴

崖の上から壁にぶつかるギリギリを急降下してみたり、カバの開けてる口の間をくぐり抜けたり、マグマに翼が触れるぐらい近づいたりと、とにかく危険な飛び方をする。危険な飛び方が出来るオスの方がメスにモテる。




フライジャンキー人間コンテスト

1897年より開催されたシカゴ発祥の大会。手作りの翼やパラシュートを使い、いかに危険な飛び方ができるかを競う。優勝者には、賞金5万ドルと生命保険のパンフレットが贈呈される。最近では世界中で開催されており、特に日本やフランスやベルギーなどでは、年22回以上も行われる。ちなみに日本で有名な選手は、歌舞伎K助・鈴木ダイバーシティなどが挙げられる。



その他

アメリカのカートゥーンアニメ『フライ・フライ・デンジャーズ』の『赤きブライアン』は、フライジャンキーをイメージして作られたキャラクターである。






※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

モリノハイカイ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.14


モリノハイカイ
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番人類

体長は約1.5m



特徴

手足を蓑(みの)の中に隠しており、空中に浮かんでいる。頭にはキノコを生やしており、その胞子を森全体に撒き散らしながら進んでいる。背中には棍棒のような武器を背負っている。森に侵入しようとした人間をその武器で叩きつけ、絶対に侵入させない。叩きつけた人間にはキノコをプレゼントする。



ハイカイの森

モリノハイカイが生息している森。世界中に点在しているが、人間が踏み入れていないので、独自の生態系を築いていると思われる。唯一侵入を許された人間は、生物博士のジャン・J・ジャングル氏のみだが、彼は森の生態系を少しも壊さないために侵入しなかった。




その他

北海道には、モリノハイカイがくれたキノコを使った『ハイカイ鍋』という料理があり、謎鍋ぐらんぷりで8位になった。






※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

ウツシホウダイ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.13


ウツシホウダイ
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魚類

体長は約30cm




特徴

口の中に鏡のようなものがある。それは疑鏡台(ぎきょうだい)と呼ばれ、これに映った小魚は、既に食べられたと錯覚し気絶する。そうなった小魚を食べる。交尾は、オスとメスが合わせ鏡の状態を作ることで、自然とメスの口から産卵が行われる。



鏡式2本釣り

日本独自のウツシホウダイの釣り方。まず一本の竿の糸に鏡を取り付ける。それを海に投げ入れると、オスのウツシホウダイがメスと勘違いして近づいてくる。そこをもう一本の普通の竿で釣り上げる。もし鏡に少しでも傷があると、突進されて破壊されるので注意が必要。



その他

北陸地方では、ウツシホウダイと大量のショートケーキを一緒に煮込んだ『アマクシホウダイ』という駅弁がある。(2017年現在は販売休業中)





※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

ユキネコダルマ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.12

ユキネコダルマ
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雪類

体長は約30cm



特徴

顔が猫で、体が雪の生き物。雪の積もっている地域でしか活動できないので、コロコロ転がって、より寒い場所を目指す。もし体が溶けてしまうと顔だけになり、夏眠(かみん)と呼ばれる睡眠状態になる。雪が積もってくれば、体が再生し動き出す。



ユキネコダルマレース

1995年から開催されたフィンランドの祭り。体を雪玉で覆い、顔だけ出して転がり、一番早くサウナにたどり着いた人が優勝。優勝賞品は、自宅を巨大温泉リゾートに改築できる権利。2012年からは、本物のユキネコダルマがレースに参加する部門も追加された。



その他

猫印食堂連邦から発売されている『ユキネコダルマ大福』の外側の雪は、北海道の雪が使われており、中身の餡子はマレーシアで作られたものを使用している。



※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

コビトカオモドキ(パラレル生物図鑑)

パラレル生物図鑑No.11


コビトカオモドキ
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コビト類

体長は約15cm



特徴

小さな人のような姿をしている。さらに脇腹あたりに小さな羽があり、それが目のように見え、全体が人間の顔のようにも見える。その特徴を活かし、選挙ポスターに擬態することもある。



絵瀬坂コウジ事件

1987年の参議院選挙立候補者である絵瀬坂コウジ(本名・絵瀬坂突貫)氏が、当選したものの有権者から「思ってた顔と違う」「こんな顔なら投票しなかった」などの抗議が殺到した事件。これはおそらく、選挙ポスターにコビトカオモドキ除去スプレーをかけていなかった事が原因だと考えられている。のちに協議の末、絵瀬坂氏は落選となった。


その他

2016年頃から原宿周辺の若者の間で、コビトカオモドキを服や帽子に付ける通称『カオモドキ系ファッション』が流行している。




※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。