モチアゲ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.116
モチアゲ
餅類
体長は約3cm
特徴
餅の中に住んでいる生き物。餅が焼かれると熱くて外に出ようと、餅を持ち上げるが、出れはしない。きな粉やあんこ、醤油など餅に何かしら味付けをされると、それをエネルギー源として、餅から餅から飛び出すことが出来る。もし餅を味付け無しで食べようとすると、モチアゲに『コラァ』と言われるので気をつけよう。
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百重餅(ひゃくじゅうもち)
たくさんのモチアゲの力を借りて、天高く持ち上げてもらったタワー状の餅。お正月に屋根の上に飾っておくと、テレビの映りが良くなり、NHKの受信料を払わなくてもよくなる。その払わなくてすんだお金を使って、金粉入りのきな粉を百重餅にかけると、その年は風邪を引いて熱を出しても、37度は超えないと言われている。
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その他
力士の米俵米米関(こめだわら・まいまいぜき)は、顔がモチアゲに似ていることを皆からイジられている。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
コプコプ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.115
コプコプ
ドロドロ類
体長は約10cm
特徴
コップの中に液体を入れたまま放置しておくと、数日後に液体から変異する生き物。体は非常にドロドロしており、触ると失禁してしまうほどの不快感がある。もし食べてしまった場合は、全身の毛穴から失禁してしまう。そうして漏れた人間の尿を栄養にしているかのような雰囲気を醸し出しているが、そんな事はない。
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ミスター・ガマンニョー
イタリアのマジシャン。彼の代表的なマジックが、コプコプを食べても失禁しないというマジックである。このマジックを披露できるのは世界で彼ひとりたけである。そんなガマンニョーが日本のバラエティ番組『奇跡革命!レボリューション!』内で、NO失禁マジックを披露したが、その時は何故だか失禁してしまった。その理由をガマンニョーは、のちに以下のように語っている。
『あの時は初めての日本だったし、MCの女優さんも可愛かったし、ゲストの女の子も可愛かったし、観覧のお客さんも可愛かったし、ADの女の子も可愛かったし、水も美味しかったし、とにかく色々緊張してしまって、普通に失禁してしまった。また日本でチャレンジしたいです』
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その他
自宅で発生したコプコプを、私有地以外で捨てる行為は、懲役56年である。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
グンギョロ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.114
グンギョロ
茶色類
体長は約20cm
特徴
落ちている軍手を運ぶ生き物。陽の光が苦手なので、晴れの日は軍手の中に隠れている。雨の日は軍手の中から体を出し、路上を這いずり回る。夜に雨が降った場合は、特異な目がキラリと光り出し、近くを通った人間に『あれ?なんか落ちてるぞ。お金かな?』と思わせることが出来る。手を差し伸べてきた人間には、軍手をハメあげる。
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グンギョロ封鎖事件
大量の軍手を運送していたトラックが転倒したことにより、そこにグンギョロの大群が押し寄せ、一時的にレインボーブリッジが封鎖された事件。あまりのグンギョロの数に、誰もが混乱していたが、たまたま現場に居合わせた生物学者のサカナ群(本名・坂名群三郎)が、グンギョロを吸い込む機械を持っていたので、大きな騒ぎにはならなかった。
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その他
落とした軍手に名前を書いていた場合は、グンギョロが実家に届けてくれる。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
ピーピーアシ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.113
ピーピーアシ
鳥類
体長は約20cm
特徴
歩くたびに音の鳴る靴を履いている生き物。音を鳴らすことによって、他の生き物の注目を集める。その中からピーピーアシの可愛さに気付いた生き物が、『一緒に踊らないか?』と誘ってくる。その誘いを断ることが、ピーピーアシにとって最大の幸せである。
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タップ・ピーピー・ダンサーズ
ピーピーアシと人間が一緒にタップダンスを踊るグループ。本来ピーピーアシにとって、ダンスは踊るものではなく断るという概念だったため、グループを結成することすら不可能だと思われていたが、タップダンサー伊達竜巻氏の激しいダンス、甘い吐息、富士の樹海を超える胸毛の魅力に、ピーピーアシが根負けし、なんとか結成に至った。
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その他
ピーピーアシと同じ音がなる靴を作り出すことは、今世紀中には不可能だと言われている。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
ホコリョン(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.112
ホコリョン
汚れ類
体長は約1cm
特徴
部屋のホコリを集める生き物。集めたホコリに乗っかって玉乗りのように楽しむ習性がある。ホコリが大量にある場合は、それを使って家や街を作り、言葉や文化も生み出すようになる。ホコリョンの街として最大のものは、五反田に存在する『ホコリョン・タウン』で、その大きさは武蔵小杉ほどである。『ホコリョン・タウン』には、人間も住んでおり、ホコリョンたちと楽しく暮らしている。
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『ホコリョンズと悲しいなぁ人間』
キタネー・アニメーションスタジオによる、1995年に公開されたアニメーション映画。ホコリョンたちが、人間の汚い部分を回収していき、喧嘩や戦争を無くしていくストーリー。基本的には、CGアニメーションなのだが、ホコリだけは実写のホコリを使用している。『第307回 世界観を出し過ぎてクソつまんねぇ映画アワード金尻賞』受賞。
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その他
市販のプリンには、『ホコリョンと間違わないで下さい』という一文が必ず表記されている。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
ゴミーパー(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.111
ゴミーパー
グチョグチョ類
体長は約20cm
特徴
ゴミがゴミ箱に入らないように阻止する生き物。丸めたティッシュなどを離れた場所からゴミ箱に投げ入れようとした時に、床から沸き出てくる。そして、ゴミを弾き返して、恍惚の表情を浮かべ、床の中へと染み込んでゆく。主食はシロアリ。
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ゴミーパーな彼女
2002年に公開されたフランス映画。ある日突然、ゴミーパーの姿に変わってしまった女の子(ミッシェル)と、その彼氏(ジョナサン)が本物の愛を見つけ出す恋愛映画。フランス国内では全くヒットしなかったが、なせが日本では異例の大ヒットとなり、2005年には日本を舞台にした第二作目『ゴミーパーな彼女2 ~新宿ダニと六本木ゴキブリ』が公開された。しかしこれは世紀の駄作と呼ばれる大失敗に終わった。この結果を受けて、監督であるダスト・D・ダストマンは『日本人の感覚が分からない』と涙目で語った。
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その他
サッカーチーム『箱島ボックスターズ』のゴールキーパー廃木ブツ太郎は、その独特の動きから『サッカー界のゴミーパー』と呼ばれている。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
ミズタマリン(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.110
ミズタマリン
水溜まり類
体長は約15cm
特徴
水溜まりの水を吸い込んで、空に持っていく生き物。鼻で水を吸い込み、お尻にある植物にかける。その植物が花を咲かせたら、空を飛べるようになる。そして、空から水を降らして、水溜まりを作る。そして再び水を吸い込んで空に持っていく。この動作を毎日繰り返すことが楽しくてしょうがない。
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ペットとして
動物としての可愛さと植物としての可愛さを併せ持っているため、ペットとして飼う人も多い。上手く躾(しつけ)をおこなえば、洗面台やシンクの水滴、風呂上がりの濡れた体の水滴を吸い込んでくれる。さらに、その水滴を使って屋根の汚れも落としてくれる。だけど、そんな事をしなくても可愛い存在には違いない。
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その他
ミズタマリンの絵を油絵の具で描いても、水彩絵の具で描いたような趣になる。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。