ミーテルーゾー（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.194

ミーテルーゾー

覗き類

体長は約2m

特徴

人間の様子を覗き見る生き物。どんな細い隙間であっても侵入することが可能で、基本的に人間の家を住処にする。人間の家の中では、ほとんど動かず、ただ人間の営みを見るだけである。その上、擬態能力が非常に優れており、人間の目には『海外で購入した変な民芸品』のようにしか見えない。なので気付かれることは、まず無い。

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ドンヨリ・ファミリー

エエネダン社から発売されているドールハウスおよび着せ替え人形。人形は、顔色の悪い人間をモチーフに作られている。家や家具は、日本の古民家の世界観で作られているが、その中に何故か『海外で購入した変な民芸品』が混ざっている。実は、それは
ミーテルーゾーで、しばらく遊んでいるうちに、その正体に気付くシステムとなっている。

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その他

ミーテルーゾーの鳴き声は、一般的には『ミョーミョー』だと思われているが、実際は『ボルジョイボルジョイ』である。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

チャッカシッポ（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.193

チャッカシッポ

哺乳類

体長は約1m

特徴

尻尾が燃えている生き物。海の中で暮らしているが、絶えず尻尾が燃えている。その事によって、尻尾に含まれる『マッハ油』と海水に含まれる塩化ナトリウムが『燃焼系怒涛型水分裂』を引き起こし、とてつもない推進力を生み出すので、尻尾を動かさなくとも凄い速度で泳ぐことが出来る。その勢いで宇宙まで飛ぶ立つこともある。しかし、なぜ尻尾が燃えているかは不明である。

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ショーチノ・ガッテン

チャッカシッポを描いた作品で有名な画家。ハイスピードカメラなどが無い時代に、チャッカシッポの動きを正確に捉え、描くことが出来たのは、彼しか居なかっただろうと、現代美術の巨匠・ウソガバイブル氏は評価している。しかし、チャッカシッポ以外を描いた作品は、駄作ばかりでヘドが出るとも評価している。

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その他

シンガポールでは、ピンク色のチャッカシッポを見たら、その年に結婚できると言われている。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

チミチ（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.192

チミチ

血液類

体長は約40cm

特徴

額から血を流している生き物。すぐに道に迷うので、血を地面に垂らしておくことで、それを道しるべに帰ることができる。その代わり、貧血でよく倒れる。

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屁消し島の怪奇事件

とある４人組の大学生が、旅行で屁消し島を訪れた際に起きた怪奇事件。旅行２日目の朝、大学生グループの１人Ｎ子さんが、血まみれの状態でホテルのベッドで倒れていた。それを見た他のメンバーが、慌てて警察に連絡しようとしたが、そこにたまたま来ていた名探偵・冴照頭男（さえてる・あたまお）が『待て！警察にお手数をかけるな！』と叫び、制止した。そして冴照の推理によって、Ｎ子さんは無傷であり、周りの血はチミチの額から流れた血だと判明した。その後、冴照とＮ子さんは結婚した。

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その他

画家チャミンジャー・C・チャイルドヘッドには、チミチをチミチの血で描いた『チミチでチミチミ』という作品がある。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

スタサン（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.191

スタサン

星類

体長は約50cm

特徴

顔が星形の生き物。願い事を『話を聞くだけなら誰にだって出来るからね』というスタンスで、結局叶えてくれる。基本的には、どんな願い事でも叶えてくれるが、星形の顔を馬鹿にする心を持っている者の願いは、ツバを吐きかけて必ず断る。

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白戦車白光太（しろせんしゃ・びゃっこうた）

スタサンに『僕をスタサンにしてください』と願った少年。８歳の頃に、自分も色んな生き物の願いを叶えてあげる存在になりたいと、スタサンに伝えた。しかしスタサンは、その願いを叶えなかった。その理由として、『みんなの願いを叶えたいという気持ちを持っているだけで、もう充分スタサンである』という事と、『義務教育中に顔が星形になるのは流石にキツイだろう』という事であると語った。このやりとりが、史上初の“顔を馬鹿にしてないパターン”の断られた事例となった。

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その他

手のひらにスタサンの絵を描くだけで運気がアップする。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

アクダマイカ（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.190

アクダマイカ

悪玉類

体長は約60cm

特徴

悪玉菌を放出する生き物。胴体とチューブで繋がっている『悪玉ボール』というものがあり、その中で悪玉菌を繁殖させている。そして、近くに通りかかった嫌みなほど健康的な生き物を見つけては、足を絡ませて吸盤から悪玉菌を送り込む。そうして海の中を不健康な生き物ばかりにして、哀しみ、涙を流し、海水を綺麗にしている。

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調理法

アクダマイカを食べるためには、まず胴体と悪玉ボールを繋ぐチューブを切断し、悪玉ボールに『美味しくなぁれ！美味しくなぁれ！』と呪文をかける。その際の注意点は、“自分で自分自身に対して萌えなければならない”ということである。もし萌えなければ悪玉ボールからダークボディプリンスが召喚されてしまい、この世が終わる。しっかりと自分萌えをした後は、胴体上部にある小窓をぶち破れば、あとは煮るなり焼くなり好きにすればいい。

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その他

服にアクダマイカの臭いが付着した場合は、恋人に踏みつけてもらえば消臭させる。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

クロックック（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.189

クロックック

鳥類

体長は約60cm

特徴

時間を教えてくれる生き物。何時か尋ねたら、体を揺らす回数で、時間を教えてくれる。（例：３回揺らせば３時）もし細かい時間が知りたい場合は、スマホや時計を見るべきである。

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『ときどり』

古典落語の演目のひとつ。クロックックに時間を尋ねるが、回数を数え間違って、仕事に遅刻してしまう男の滑稽話である。クロックックの揺れる真似をいかに忠実にやるかが本作の醍醐味であり、一番の見せ場だと言われる。さらに、『クロックックの揺れ方とテルテル坊主の揺れ方では、確実に差異があり、それを表現してこそ落語である』と主張する者もいる。しかし12代目チョコラ亭ノミ松は、本作の醍醐味を“男の遅刻の言い訳”にあると位置付けており、毎回ノミ松自身が本当に遅刻してきて、その時の実際の言い訳を述べるのが定番になっている。

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その他

クロックックを連続で言い続けていると、そのうち『ククククク』と言ってしまう。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。

キョテンガン（パラレル生物図鑑）

パラレル生物図鑑No.188

キョテンガン

巨人類

体長は約3000m

特徴

手足の先端に目がある巨大な生き物。元々は顔にも目があったのだが、“空の景色に飽きた”ため退化して、完全に無くなってしまった。逆に手足の目では、人間や他の動物の生活を嬉々として観察しており、特にアメンボを見つけた時には、何日も見続けるほどである。

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天界の窓ピュインド

スタジオドンブリ制作の長編アニメーション映画作品。天界に住む少年にキョテンガンが、地上の話を教えてあげる物語。少年の家の窓にキョテンガンが顔を出して、『ピュインド！』と叫ぶシーンは、アニメ映画史上屈指の謎のシーンとして名高い。この『ピュインド！』の意味を理解している者は、関係者を含めて誰１人としていない。この事について、監督である白城竹刀氏は、ニヤニヤしながらノーコメントを貫いている。

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その他

キョテンガンの頭にカメラを付けて、様々な場所を探索する『キョテンガンから日本を見てみよう＋』という紀行番組がある。

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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。