メガクレイ（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.174
メガクレイ
キバ類
体長は約1m
特徴
大きな牙が生えている生き物。口を閉じると牙で目が隠れて、前が見えなくなる。しかし、目が隠れないように口を開けているとマヌケに思われるので、口を閉じたまま生活している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メガクレイの眼球狩り
中世ヨーロッパで行われていたメガクレイの眼球を手に入れようとした運動のこと。当時メガクレイの眼球は、『食べれば不老不死、飾れば一攫千金、転がせば筋骨隆々』と言われ、非常に縁起の良い物とされていた。そのため数多の人間が、メガクレイの眼球を手に入れよう奔走したが、実際は誰も手に入れられなかった。それは何故かというと、メガクレイの牙には、人間ごときでは歯が立たなかったからである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
メガクレイという名前の眼鏡屋は、東京都内だけでも90店舗はある。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
セッキョキョ（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.173
セッキョキョ
うるさい類
体長は約2mm
特徴
人間に説教する生き物。空を飛び、人間の耳の中に侵入し、鼓膜に直接説教をくらわす。この行為でストレス発散している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オタンコの戦い
1677年に起きたガルマンジ帝国とユンゴリンゴ共和国との戦い。序盤は、ガルマンジ帝国が圧倒的優勢であり、ユンゴリンゴ共和国は白旗を揚げる寸前まで追い込まれていた。しかしそんな最中、ユンゴリンゴ共和国の軍事司令官であるマドワールの耳の中にセッキョキョが侵入したのである。マドワールは、その時に受けた説教をヒントにし、見事ユンゴリンゴ共和国を勝利に導いた。このエピソードから現在ユンゴリンゴ共和国の国旗には、セッキョキョが説教する姿が描かれている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
セッキョキョと似た顔をしていても説教好きとは限らない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
キルキル（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.172
キルキル
危険類
体長は約30cm
特徴
包丁を作れる生き物。その包丁は、『激ザク包丁』と呼ばれる独自の製法で作られた物である。その切れ味は凄まじく、幼児が容易にダイヤモンドを切れるほどである。キルキルは、この激ザク包丁を振り回しながら歩いているので非常に危険な生き物である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トガユキの包丁！
日本のグルメ漫画。主人公の徒賀島トガユキが、父親である料理研究家・ネギユキの舌を唸らせようと奮闘する物語である。しかし第17話目でキルキルの激ザク包丁を手に入れたトガユキは、その魔性の切れ味に取り憑かれ、恐ろしい殺人鬼へと変貌を遂げてしまう。なので第17話目以降は、バイオレンスホラー作品となっている。この事について作者の地下別府ユータローは、『読者の予想を裏切りたかった』の一点張りである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
キルキルの姿を教科書に落書きすると、指に切り傷が出来る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
タマツカミン（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.171
タマツカミン
タマツカミ類
体長は約30cm
特徴
球状の胴体を掴むように手状の頭がある生き物。手状の頭部分は『手頭（ハンドヘッド）』と呼ばれる。その手頭（ハンドヘッド）の先端には眼があり、それは『手眼（ハンドガン）』と呼ばれる。手眼（ハンドガン）で見られた生き物は、まるで銃で撃たれたかのような錯覚に陥る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女鹿凄子（めが・すごこ）
アイドルになった世界初のタマツカミン。他のタマツカミンとは違って、女鹿の手眼（ハンドガン）に見られると、必ずファンになってしまうという特性がある。そのため現在ファンの数は、推定で70億人と言われている。さらに人間以外のファンを含めると、2京を越えているらしい。そのあまりのファンの多さからファンでは無い者は、白い目で見られ、時には社会的に抹消されることもある。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
タマツカミンを掴んだ後に、自分の頭を掴むと視力が良くなる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
ダルミャー（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.170
ダルミャー
哺乳類
体長は約50cm
特徴
転んでもすぐに起き上がる生き物。その起き上がる時の勢いで、また転ぶ。なので、一度転ぶと一生『転んで起きて』を繰り返す。しかし、ダルミャー自身はその状況を楽しんでいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一生転一生起の里
たくさんのダルミャーが、『転んで起きて』を繰り返している姿を見れる群馬県の観光名所。数年前までは、地元民ぐらいにしか知られていなかったが、最近ではインスタ映えスポットとして人気となっており、中にはダルミャーと一緒に『転んで起きて』を一生繰り返す猛者もいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
起床時に『ダルミャー！』と叫ぶとスッキリ目が覚める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
ピチャオ（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.169
ピチャオ
野球類
体長は約1.8m
特徴
人間にピッチングフォームを教えてくれる生き物。主に野球場の近くに生息しており、人間を見つけると、その人間の能力を最大限まで引き出せるピッチングフォームを教えてくれる。ただし、ピチャオ自身はボールを握れないので、投げることは出来ない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隼田隼人（はやぶさだ・はやと）
80年代に活躍したプロ野球選手。当時ピチャオの言うことを真に受ける人間は誰一人といなかった。一般世間でも『ピチャオ＝ボール置き場』という認識が定着しているほどであったが、隼田だけはピチャオの言うとおりのピッチングフォームに改良した。その結果、チームを27回も日本一に導く活躍をみせた。そこからピチャオに対する世間の認識が『ピチャオ＝神』へと変化していった。今やピチャオをコーチにしていない野球チームは存在しないほどである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
特別食品安全管理保護委員会のロゴは、ピチャオをモチーフにして作られたものである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
チテイネン（パラレル生物図鑑）
パラレル生物図鑑No.168
チテイネン
根っこ類
体長は約30cm
特徴
土の中で暮らす生き物。春になると、頭の先端から花を咲かす。その花だけが地上に出ており、可愛らしい姿で人間の心を癒やす存在となっている。しかし、花だけが目立つのが気に食わないのか、本体周辺の土を透明化することで、本体も存在感をアピールしている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チテイネンの花束を
実話に基づいて作られたテレビドラマ。誘拐された少年、イノシシに育てられた少女、万引き常習犯の主婦、６股不倫エリートサラリーマン、宇宙人にチップを埋められた老人などの心が、チテイネンの花によって癒されていく物語。視聴率こそ高くはなかったが、第37回赤汁N太郎・脚本賞を受賞した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その他
チテイネンと人間の漫才コンビ『泥タクシーズ』は、2002年に“生物性の違い”から解散したが、2018年に再結成した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。
