テルヲ(パラレル生物図鑑)
パラレル生物図鑑No.97
テルヲ
太陽類
体長は約50cm
特徴
空に浮遊する太陽に似た生き物。基本的には太陽と重なって見える位置にいるので、太陽を見ようとしても真っ先に目に入るのは、必ずテルヲである。なんとなく目の端で太陽を捉えている時も必ずテルヲである。そのため地球から太陽を見るためには、色の付いた下敷きを顔の前に持ち上げて、『私はカラー下敷き星人だ』と言わんばかりの表情を浮かべると、テルヲは竹藪に消えていき、太陽を見ることが出来る。
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竹取テルヲ物語
平安時代初期に成立した日本の物語。あらすじは以下の通りである。
とある翁が、竹藪で光る1本の竹を見つけた。翁は「なんじゃこりゃ」と思い、その竹を切った。すると竹の中から可愛らしいテルヲの赤子が出てきた。翁はそのテルヲの赤子を家に連れて帰り、大人になるまで育てた。大人になったテルヲは、翁に「そろそろ太陽と重ならせてくれ」と言った。翁は「嫌じゃ、嫌じゃ」と駄々をこねたが、天から舞い降りてきたカラー下敷き星人によって、後頭部を殴打され気絶した。そしてテルヲは無事に太陽と重なることが出来た。
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その他
子供にテルヲという名前をつけると、強く元気な子に育つと言われている。
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※この図鑑の内容は、パラレルワールドに行った際に、ご活用ください。